数字で見る!チェンジマネジメント

バージョン 2

    皆様、遅ればせながら新年明けましておめでとうございます!

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    チェンジマネジメントチームの杉山です。
    今年は酉年ということで、我らのマスコット「ちぇんまるくん」にニワトリを被らせてみました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    さて早速ですが2017 年一発目のポストは、「数字で見るチェンジマネジメント」と題してお送りしたいと思います。

    昨年のポストでもチェンジマネジメントの重要性や、プロジェクトにおいて推奨する活動について書いてまいりましたが、それらの情報を裏付けるため、この度 Google クラウドチームはロンドンのメディア会社 Reconteur 社と 共同で、日本を含む11 カ国の大小様々な会社の経営幹部レベルの社員 300 人を対象に調査を行いました。小売、メディア、製造、プロフェッショナルサービス、金融、そして製薬などの業界で、変化に敏感な組織がどう変化に対応し、どのようにチェンジマネジメントを取り入れ、そして調査時点でどんな効果がでているのかをアンケートやインタビューを通じて集計を行いましたので、今回はその調査の結果を一部ご紹介したいと思います。

    投資対効果

    本調査によって、対象となった組織がチェンジマネジメントを取り入れたプログラム(以下CMP)を行った際、投資に対して 120% の利益を得られたということがわかりました。そして精度が高く成熟した CMP を実施した場合、投資対効果は更に高く、135% に上りました。PwC 社が G Suite に移行した際にチェンジマネジメントチームを指揮した Karen Frank 氏はチェンジマネジメントについて
    「(チェンジマネジメントは)得てして結果論になりがちですが、効果的に変革を推進するためにはチェンジマネジメントを熟知したプロに意思決定の時期から参画してもらい、そのアドバイスをもとに早い段階から能動的に基盤作りに取組む事が非常に重要」と述べています。

    模範を示す

    社員が組織の変化に対応できるか否かは、役員や上層部の活動とメッセージにかかっている、と言っても過言ではありません。そのため、上層部が一丸となって変革への熱意と模範を示して社員を牽引していくことが重要です。特に社員からの協力を得ることに関しては、回答者の 45% が「上層部からの(変化に対しての)強い支持が最も効果を発揮した」と回答しています。次点の「ヒアリングの頻度をあげる」というのも興味深く、以前のポストの内容にも通じるところがありますね。

    効果的なコミュニケーション

    理想的なチェンジマネジメントを遂行するには、変革のビジョンを明確に示したコミュニケーションが不可欠です。(チェンマネのコミュニケーションについて、詳しくはこちら!)ビジョンを対象者に伝える際、コミュニケーションの手法によってインパクトは様々ですが、基本的な手法としてはメールで伝えるだけでなく、ビデオ会議を開催し、チームミーティングにて口頭で伝える等様々な方法で行うことが重要です。そして社員の心を更に掴むためには、社員を注意を引く手法で伝え、メッセージを彼らの記憶に残すことが効果的になります。例えばアジアの通信会社であるGlobe Telecom社では、プロジェクトチームに所属する社員がITツール導入完了を祝うイベントで Google にまつわるオリジナルの歌にのせフラッシュモブダンスを披露し、同社史上一番思い出に残る社内イベントとなりました。

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    効果的なトレーニング

    人が変化に抵抗する一番の理由は、新しいツールを使って以前よりうまく仕事が進まなくなる事を恐れるからです。これを打破するためには以前より仕事がうまく進むツールを提供すれば状況は改善しますが社員がツールの使い方がわからなければ意味をなしません。だからこそトレーニングはプロジェクトの成功に欠かせないのです。トレーニングには自分のペースで学習できるオンラインコースや講師による実践的なトレーニングがありますが、プロジェクト成功の指標の一つとしてトレーニングの参加人数は非常に重要です。調査の回答によると、
    CMP を効果的に遂行したプロジェクトはトレーニング参加者の割合が全社員の 40% と目立って高く、CMP を実施しなかったプロジェクトの場合は 20% 以下に留まりました。

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    持続的な取り組み

    導入やその関連プログラムが一段落ついても、引き続き新しい働き方を取り入れ続けることが重要です。調査対象の中でチェンジマネジメントをうまく継続的に遂行できた会社では、プログラムを継続的に推進しなかった会社よりコスト削減維持率が 33% 高かったという結果がでています。

    結論

    ”(目標とする)投資対効果を達成するには、社員が変革の本質を理解することが不可欠である。”

    〜Karen Frank, PwC社チェンジマネジメント担当

    チェンジマネジメントを重視してプロジェクトを行うか否か、それが投資対効果を左右します。チェンジマネジメント には時間や事前投資ももちろん必要です。それと同じくらい重要なのは、協働、業務効率化、ツールの利用率向上を長期的に推し進めること。そうすることで、コスト削減だけでなく社員からの協力もや貢献度も著しく向上させることにつながるのです。

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    数字で見るチェンジマネジメント、いかがでしたか?

    チェンジマネジメントという目には見えない概念を推し進め、重要視していくのは簡単なことではありませんが、このような「生の声」を集めて出てきた結果を見ると、やはり社員のケアを重んじるチェンジマネジメントの効果というのが改めて見えてくると思います。今年も引き続きチェンジマネジメントにまつわる様々な情報やヒントを皆様と共有していきますので、何卒よろしくお願いいたします!

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